「良かれと思って。」が、かえって良くないこと。

飯山市にある「かじか亭」

 仕事をする上でこちら側が「よかれと思って。」したことであっても、かえって良くなくて、むしろ迷惑をかけてしまうこともあるのでは、と思うことがあったので、自分への今後の戒めも含めてどんなケースか書いてみようと思います。 

専門外のことの対応

 こちらの内容は、以前のブログでも紹介させて頂いている、税理士の戸村先生もメルマガ等でおっしゃっていた内容ですが、税理士事務所でありがちなことで、社労士や司法書士の方が対応するような業務について、会社さん側で決まった方がいない場合に、質問や対応が出来るか聞かれることがあります。税理士の税務相談・税務書類の作成等の独占業務と同様に、社労士や司法書士の場合も独占業務というものがあり、それらの業務はそもそも私の方でしてはいけないため、基本的な情報提供に限ってお伝えすることはあります。

 ただ、そこから派生してさらにお聞き頂くこともあり、踏み込んだ内容の場合は、早めに専門の社労士or司法書士の先生に相談頂くか、一般的な問い合わせ先をお伝えして、お客様自身で確認して頂く方が良いと思っています。お役に立てるよう応えてあげたいという気持ちから、専門外な内容を私の方で中途半端にお答えしてしまって、しかも、調べながらになるので時間をかけて対応した場合、時間がかかったうえに正確性に欠ける内容になることもあり得ます。そして最悪、間違った対応になってしまうと、お客様に迷惑をかけてしまう可能性も十分あるため、気をつけたいと思いました

 これは、専門外のことだけではなくて、何か新しいことで対応する場合は、確かな確認先に自分自身で確認するか、お客様側で確認頂くかで、後々、「出来ると思ってたのに、実は出来なかった。」ということにならないよう気をつけることも大事だと思いました。

自分の出来る業務(内容・量)を大幅に超えて受けること

 前の税理士の方の対応が悪かったというお客様から聞いた話しや、その方からお預かりした資料を見て私の方で推測した状況ではあるのですが、自分が出来る業務量を大幅に超えて仕事の依頼を受けてしまうと、お客様への対応が悪くなったり(レスポンスがかなり遅くなったり、さらにはメールを見落としたり。)、業務を期限が迫った状況でやらざるを得なかった結果、ミスが出たりということがあるのではと思いました。

 現在、私自身は、まだまだ新規の税務顧問を受けられる状態ではありますが、「長期的に堅実な成長をサポートする」をモットーにしていて、今後何十年とご依頼頂いたお客様と関わり続けたいと思っているので(脱税思考がある方や、連絡が上手く取れない方等の場合は除きますが。)、もし今後、自分の出来る業務量を超えて仕事の依頼を受けてしまった結果、お客様から聞いた前の税理士の方のような対応になってしまうのは絶対に避けないといけないな、と思いました。ですので、自分の出来る業務を大幅に超えるような依頼の場合は、以前のブログ「嫌な気分にならない断り方、断られ方」に書いたような『嫌な言い方にならないよう、はっきり早めに断る』ということを気をつけつつ断るようにして、きちんと日々の業務やお客様への対応をしていきたいと思います。

初めて行った蕎麦屋

 本日のブログの写真は、長野県飯山市の「かじか亭」という蕎麦屋さんの、蕎麦と笹寿司です。笹寿司は飯山市が発祥ということで、川中島の戦いで上杉謙信が出陣する時に、飯山地域の方が献上したという食べ物だそうです。私は今回初めて食べたのですが、甘みもありながらさっぱりしていて、蕎麦と合う食べ物だなと思いました。

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