年齢とともに考え方は変わる。特性も変わる。
20代の頃は、「とにかく目の前の仕事をひたすら一生懸命やる」というスタンスで、
私なりに仕事をしていました。
新卒で就職した証券会社では、仕事内容が全く自分に合わず、
何をどう頑張ってよいのか分からなかったため、
「目の前の仕事をひたすら一生懸命やる」ということは出来ませんでしたが、
24歳の秋から勤め始めた税理士の個人事務所での仕事や、
その後に転職した税理士法人での仕事は、
「目の前の仕事をひたすら一生懸命やる」ということをしていたつもりです。
ただ、30代を過ぎた頃から、
『このままで良いのだろうか。』という気持ちと、
『この働き方を今後何十年続けるのは厳しいのではないか。』という気持ちが出て来ました。
そこから何年かして、プライベートでは結婚のタイミングもあり、
地元の長野にUターン、かつ、どこかへ勤務はせずに独立を選びました。
独立を選んだ理由は、以前YouTubeでもお話しした、
- 担当したお客様とずっと関わり続けたい
- 色々自分で決めて自由に仕事を進めていきたい
ということが大きな理由ですが、
年齢と共に、考え方や特性が変わった影響もあったと感じています。
とある本に書いてあった説明で、自分の年齢による変化に納得がいきました。
(複数の本に書いてあり、正確な表現になっていないかもしれませんが。。)
20代~30代の、いわゆる働き盛りの人が発揮する能力は
- すぐに結論を出す、判断をする
- 新しいものを創造する
という「流動性知能」と呼ばれる知能があるそうです。
一方、おおよそ40代以降になってくると、
- 経験をもとに判断する力
- 熟考して考える力
のように、スピードよりも、
知識や経験を活かして問題解決をする「結晶性知能」という知能があるそうです。
今までは、「〇〇なら▲▲!」とパッと判断していたことが、
「こういう見方もあるのでは?」とか、
「□□ということも聞いてみないと、結論を出せないな。。」と考えることが少し前から増えてきて、
自分の判断能力が衰えてきたのでは、、とモヤモヤすることがあったのですが、
おそらく、今の私の状態は、
「結晶性知能」へ移行中ということなのだと、いくつかの本を見て気づくことができました。
また、以前から知っている方が今年の4月に発足した、
ひとり仕事を楽しむコミュニティ「結NITY」に参加しています。
そのコミュニティで実施されている1on1対談という、
コミュニティ運営者の戸村涼子さんと、コミュニティメンバー1人との対談では、
色々な年代の方のお話しを深く聞くことができ、
年齢によって考え方が変わる、という経験をされた方のお話しも多い印象です。
『自分は元からこういう人だから』と決めつけてしまうより、
今の自分の考え方・特性をじっくり観察して、
それをどう活かしていくのか、
また、純粋に、何をしたらワクワクするか、
きちんと気づく+実行することが大切だと思いました。
本日のブログ写真
先日、2年ほど前から継続してご依頼頂いている一般社団長野法人会様の研修会で、
ホクト文化ホールに行ったときに撮った写真です。
今回の研修会では、6・7月決算の法人の方向けにお話しをしました。
決算の際に特に注意して頂きたい点を抜粋してお話しをしましたので、
参考にして頂ければと思います。