アニメ初心者が最近ハマっているアニメ2選
アニメと言うと、小さい頃から好きになる方が多いイメージがありますが、私の場合、ここ最近の30代半ばになってから好きになってきました。
小さい頃まで遡ると、アンパンマンが好きだったことは覚えていて、その後の学生時代は、たまに土曜のの夕方に名探偵コナンを見る程度。アニメより、ドラマやバラエティ番組を見ることが多かったです。当時、個人的なアニメの印象だと、萌え系のものが多いイメージで、ストーリー自体にあまり興味を持てていなかった記憶があります。
その当時の印象と違い、ストーリー性はもちろん、キャラクターの自然な動きや声や表情だったり(たしか当時は、アニメのキャラクターの動きや表情に『作り物感』があり、入り込めなかったこともありました。)、ふとしたキャラクターの一言が、仕事やプライベートにささるような言葉だったりと、見応えがあり、純粋に楽しむことが出来ています。
大人になってアニメ好きになった私が、最近特に好きなアニメ2つを、印象的なシーンを含めて紹介します。
SPY×FAMILY
こちらのアニメは、以前のブログでも何回か話しに出していまして、沼のようにハマっているアニメです。現在、シーズン2が放送されていて、年末には映画も公開されるので、SPY×FAMILY好きとしてはワクワクが止まりません。(^^)
このストーリーは、ロイドというスパイが、東西の平和のために、かりそめの家族を作るところから話しが始まります。そのロイドが孤児院から選んだ子供は、人の心を読めるアーニャという女の子で、母は、実は殺し屋であるヨルという女性です。
アーニャの小さい子特有の言葉や、変に冷めた表情に、くすっと笑ってしまう場面も多くある中で、その中でも印象的なシーンは、シーズン1の第4話での小学校の入学面接でのシーンです。
面接官から「両親に点数をつけるなら?」と聞かれた時のシーンです。かりそめの家族であることは知りながら(アーニャは父の心も読めるので)、「父と母のことが大好きで、ずっと一緒にいたい。」ということをまっすぐに話すシーンは、かなりぐっとくるものがあります。その後、嫌味な面接官に対して、アーニャのことを思い父のロイドが言った言葉が、スパイという任務を超えて人間性が出る良いシーンでした。
SPY×FAMILYは、同じ話を何度も見ているので、胸熱なシーンは数え切れないです。最近放送されたストーリーでは、常に勉強のことばかり考えるのではなく、「ぼんやりする時間も大切」ということを、SPY×FAMILYを通じて教えられました。気持ちの切り替えがもとからあまり得意ではなく、税理士受験時代のクセがそれに拍車をかけたせいか、仕事のことで頭がパンパンになってしまうことがよくあるので、この言葉は心に染みました。
薬屋のひとりごと
こちらも現在、毎週放送されているアニメです。薬師のマオマオが、後宮で下働きをすることになり、そこでの日常が描かれています。
マオマオの発言で印象に残っている言葉がります。「少し工夫すればいくらかマシになるものの、以前からの慣習にただ従うままでいると思考が停止してしまう。」という内容を言っていたシーンがありました。(こちらの言葉そのままではないですが、大体このような内容だったと思います。(^^;)
例年ある外で行われるイベントで、参加者は寒い中我慢して参加していたところ、マオマオは、カイロを入れるポケットを肌着につけたり、身体を温める作用がある生姜のアメを作ったりして、寒さ対策の準備をしました。そしてそれが評判になり、沢山の参加者がマオマオに殺到する、というシーンでした。
「多くの人が我慢することが当たり前になっている慣習でも、少し工夫すれば改善される。」ということは世の中に多々あるのではないでしょうか。
少し前に参加した会合は、いまだにコピーをした複数の資料を配付していて、それだけでなく、その複数の資料を1セットにする作業を、その会が始まる50分前に当番制で集まって作業をする、ということが当たり前になっていることを知りました。
100名ほどの参加者なので、印刷をするにも沢山の時間と紙が必要になりますし、当番制といえども、何人もの時間×50分を使っていることになります。(作業をしながら不満を言っている方もいました。)
後日、資料の半分程度はメールで送られてくるので、全ての資料を事前にメールで送れば、印刷の時間も多くの紙も、何人もの時間も使うことなく済むはずです。
すぐに変えることができる普段の自分の仕事では、以前からの慣習通りにやるのではなく、工夫して改善されるところは、柔軟に対応しようと思います。
おわりに
私が尊敬している、「独立を楽しく」を提唱している税理士の井ノ上さんの記事に感化されて、今回、大人になってハマっているアニメについて書いてみました。
アニメ以外にも、少し前から読んでいる「宇宙兄弟」が面白く、1巻から最新の43巻まで読みました。この漫画もこの歳になって初めて読みまして、ただ、学生時代に読んでおけば良かったなぁと思うシーンも多くありました。
宇宙に行くための訓練で、何日もかけて閉鎖された空間に5,6人のメンバーで生活する、という場面がありました。そこで、夜中に誰かの目覚ましが何回も鳴ったり、時計が無くなったり、、という誰か分からないがメンバーの中に悪者がいる、という状況で、『それぞれどういった行動をするか。』で人間性を見て、宇宙飛行士の適正を判断するという試験でした。
何か不安な出来事が起きた時に、目的のための行動をしつつ、他人とどう関わるのが良いかを漫画を通して知ることができる気がしました。
私自身、人と話すこと自体は好きですが、協調性がない自覚があり、学生時代は人間関係に悩むことが多く、今となっては「こうしとけば良かったかなぁ」と思うことがあります。
学生時代はなんとなく、漫画やゲームのやり過ぎはよくない、と真面目に考えてしまい、あまり積極的ではなかったのですが、娯楽目的で読む漫画で、他人との関わり方を知るきっかけになることもありますし、今回紹介したように、アニメから普段の仕事やプライベートでの気づきになることもあります。
それに何より、子供の頃に感じていた、純粋に「楽しみ!」と思える時間が増えています。今まで消極的だったものでも興味を持てるものは、やってみよう見てみようと思う、今日この頃です。