大事なことは「自分に合うか合わないか」で決めた方が良い。
人生において大きな決断のなかで、「どんな仕事をするか」があると思います。“決断”というと堅い表現ではありますが、「自分に合うかどうか。」は、重視した方が良いと思っています。そう思う理由は、「自分に合うかどうか。」をあまり重視せずに行動して、上手くいかなかったことがあったからです。
自分に合うかどうかを重視せずに行動したこと
もちろん、「やってみないと自分に合うかどうかも分からない。」ことが世の中には沢山あるので、まずは挑戦してみる、という考えもありますが、「どんな仕事に就くか。」「どんな会社で働くか。」を選ぶときは、一度立ち止まって今までの自分を振り返ってみて、「好きなこと・得意なこと」と、逆に、「苦手なこと・絶対にやりたくないこと」を整理してみることをオススメします。
そういった基準ではなく、「見栄を張りたい」「とにかく収入を増やしたい」というような、他者と比較することや、際限がないことは、一番に重視しない方が良いと個人的には思います。
なぜなら、「見栄を張りたい」ですと、他人を常に意識してしまうので、シンプルに自分がやりたいと思うことは出来ず、長い目で見て、楽しいと思える仕事をすることが出来ない気がします。
お金が無いと生活は出来ないので、稼ぐ力はもちろん必要ですが、「とにかく収入を増やしたい」という考えで、「収入」を一番に優先してしまうと、「本心ではやりたくないことをやる。」事が常態化してしまったり、仕事以外の自分の時間が犠牲になったりと、気づけば、人生の満足度が下がる一方、、、という経験をされた方も少なくないはずです。
私の最初の就職でまさにそういった状況になってしまいました。大学在学中の就活では、「物を売る」よりも「何か知識を得てサービス提供をする」ことに興味があり、金融機関を中心に就職活動をしていたところ、証券会社の営業職に就くことになりました。「何か知識を得てサービス提供をする」という種類の会社は数多くある中で、その会社に決めたことの大きな1つの理由は、他の会社よりも初任給が高く、収入を多く得られそうだったから、です。
そして、「収入」をかなり重視して入社した結果、仕事内容が自分に合わず、1年ほどで退社してしまいました。大きなくくりでは希望していた仕事内容だったかもしれませんが、具体的な仕事内容が自分に合うのかどうかは、「初任給が他社よりも高い」というところに浅はかにも惹かれてしまい、冷静に判断出来ていなかったと後々思いました。
この経験は自分のなかで失敗談として、その後2回の転職活動の際は、「自分に合うかどうか。収入を重視し過ぎていないか。」を意識しました。すると、最初のような「自分に合わなくて辛い」状況は避けることが出来ました。
「無理して頑張る。」はしない方が良い
小さい頃から学校では、
「出来ないことを頑張ってやること。」
「合わない人とも、仲良くする。」
ということが良い事だと、ある意味、洗脳されていた気がします。
ただ、社会に出てからは、場合によっては学生時代であっても、
「出来ないことはやらない、場合によっては、人に頼る。」
「合わない人とは、少し距離を置く。」
を大事にした方が、人生の満足度は上がると思いました。
以前のブログ:「我慢」や「辛抱」をしない生き方でも同じような内容でお話ししています。
独立してからも、「自分に合うかどうか」は意識した方が良い。
独立してからも、「収入」つまり「売上」を一番に優先してしまうと、「本心ではやりたくないこと。」だったり、仕事以外の自分の時間が犠牲になったり、ということは十分あり得ます。勤めている時と違って毎月の決まった給料があるわけではないので、売上が無いと収入はゼロですし、そうはいっても必要経費はかかるので、独立当初や大きな投資をする時は特に、手元資金が減ってしまう可能性は高いです。
そうは言っても、「売上」を一番に優先してしまうと、今回お話ししたように、私としては人生の満足度が下がる一方になってしまうので、是が非でも避けたいところです。「売上-経費」をした手元の利益はきちんと確保しつつ、自分に合う・やってみたいと思う仕事で、長期的に堅実に続けられるよう、毎月の会計や資金繰り状況を見ながら、日々、試行錯誤しています。
本日のブログ写真
先日、長野市にある茶臼山動物園に行きました。この動物園は入り口が2つあり、私は南口から入ったので、お目当ての写真のレッサーパンダは一番奥にいました。笹をむしゃむしゃひたすら食べていて、つぶらな瞳もとても可愛かったです。
また、南口に入ってすぐの場所には、アムールトラという大きいトラの迫力に圧倒されました。
他にも、動物園の定番のキリンも、タイミングよく近くで見られました。