最近の “楽しみな習慣” を紹介します。

ここ2ヶ月くらいで読んだ本です。

 ここ2ヶ月くらい、寝る前に読書をすることが多いです。きっかけは、寝る前にスマホの液晶画面を見てしまうと、寝付きの悪さに拍車がかかってしまい、睡眠不足→体調不良の悪循環になってしまう事があり(以前のブログ「“疲労や憂鬱な気持ち” や “睡眠不足” が、体調不良の原因になる事がほとんどです。」でお話ししています。)、この悪循環を避けるために寝る前に読書をしてみよう、と思ったからです。

 ですので今回は、ここ2ヶ月ほどの読書の習慣を通じて感じた事がいくつかありましたので、お話ししたいと思います。

液晶画面がら離れる時間も必要

 私が日々している仕事は、パソコンを見て作業をしたりZoomで打合せをしたりと、基本的にパソコンの液晶画面を見ている時間がほとんどです。外出して対面でお客様と会う、ということもありますが、おおよそ仕事時間の8割以上はパソコンに向かい合っている仕事です。

 通常の税理士業務とは異なるYouTubeも、税理士業務とは違う作業なので気分転換にもなるのですが、編集作業はパソコンに向かい合ってする作業なので、気づけば長時間になってしまっている事もあります。(編集時間は短くするように意識はしているのですが、なかなか難しいです。。。。)

 当たり前ですが、長時間、液晶画面を見続けると眼の疲れはかなり感じますし、そうはいってもパソコンを使わずに紙ベースで仕事をするのは効率が悪い事が多いので、仕事以外の時間は液晶画面を見る時間を減らしたいと前々から思ってはいました。

 実際に、寝る前のスマホを止めて読書をしてみると、30分~1時間程度で気づけば眠くなるので、以前より寝られない日は少なくなった事を感じています。どうしてもスマホはだらだらと、気づけば1時間も2時間も見てしまった、、、ということもあるので、楽しく見ている分には良いと思うのですが、楽しいという感情もなく、特に寝る前に惰性で長時間見てしまうのは、心身ともに良くない影響があったと思いました。

学生時代に好きだった事は、年齢が上がっても変わらず好きになれる

 このブログ写真に載せている6冊の本のうち、4冊は東野圭吾さんという小説家の方の本です。映画やドラマかも多くされていて有名な方なので(「容疑者Xの献身」や、「マスカレード・ホテル」など)知っている方も多いと思いますが、この方の小説は大学時代によく読んでいました。

 ミステリー小説はもともと好きな方でして、特に、加賀恭一郎という刑事が事件の真相を明らかにするシリーズは、事件に関係している一人一人の人間の心情が丁寧に表現されていて、面白くてとにかく先が気になる話しばかりでした。

 社会人になってからは、仕事で疲れてしまっていたり、試験勉強で沢山活字を見ていたので、本はもう読みたくない、、、という気持ちになっていてしばらく読書から離れていたのですが、寝る前に小説を読む、という事が最近は日々のちょっとした楽しみの一つになっています。

 開業すると、趣味を見つけた方が良いと言っている先輩方が多く、私自身、何か趣味を見つけたいと思ってはいたのですが、特に社会人になってからはこれといった趣味がなく10年以上過ごしていたため、“何かに興味をもつ” という事のハードルがかなり高くなっていました

 ただ、小学生くらいまで遡って思い返してみると、読書にはまった時代があって、帰り道に家まで我慢できずに本を読みながら帰宅していた事もありました(危ないので止めた方が良いのですが)。そして、大学時代に好きになった東野圭吾さんの小説は、今また読み返しても面白く、また、新たに雫井 脩介さんという方の小説も好きになりました。

 趣味を見つけることはなかなか難しいと感じていましたが、寝る前のスマホを止めようと思った事がきっかけで、「小説を読む」という事が趣味になりつつあります。

小説を読んで得られたもの

 このブログ写真にも載せている雫井 脩介さんの小説で「クローズド・ノート」という本があるのですが、この小説の一部で、私自身に刺さるシーンがありました。

 そのシーンでは、物事の考え方や感じ方の話しが織り交ぜられていて、『共感する事で人間の心は豊かになる』というような事が丁寧に書かれているシーンでした。

 私自身、開業してからは「自分の事務所の特徴は」という事を考える事が多く、他人とは違う、何か突飛なアピールポイントや自分の意見があった方が良い、と考えがちだったのですが、この小説から『自分の意見を主張する事と同じくらいに、共感する事も大事』という事を教えられた気がします。

 思い返してみると、私自身、お客様と接する中で、何か自分にしか思いつかないような意見をお伝えする、という事をしているわけではなく、コミュニケーションを取っていく中で、お客様自身が考えている事が整理され、どうすれば良いのかの良い方法や、新しい取り組みを思いつく事が出来たりして、、、という事で、感謝して頂ける事があります。

 「何か、自分にしか出せない特徴を出さなければ」、という事も大事ですが、「共感し、どうしていくのが良いか、一緒に考えていく」という事も、お客様が求めている・喜んでもらえる事なんだろうな、と小説を読んで感じる事が出来ました。

 小説なのでビジネス本のようなハウツー本では決してないのですが、思いがけず、自分が日常何となく感じていたモヤモヤが晴れた気がしました。

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