10代、20代よりも30代の今の方が生きやすいと思う理由
いま私は30代半ば近くで、今までの人生は何か壮絶な人生を送ってきた訳でも無く、性格もかなり一般的だと思います。大卒で入社する面接官から、適性検査の結果で、「性格は本当に一般的ですね!」と言われたことがあるくらい、客観的に見ても “普通” だと思います。
ただ、10代、20代を振り返ると、何となく「生きづらい」気持ちがあって、20代後半くらいから30代の今の方が「生きやすく」なった気がしています。その理由を振り返ってみようと思います。
周りの人達をあまり気にしなくなった
かなり遡りますが、中学生になって思春期に入ると、周りの反応や友人関係が上手くできているか気になるようになり、自分の感じたこと、思ったことよりも、まずは周りの反応が気になってしまっていた気がします。小学生の頃はそんな意識はあまり無く、1年生から6年生までクラス替えも無かったので、知っている人達のなかで割とのびのび過ごしていた記憶があるのですが、中学に入ると他の中学校の人達とも合流してのクラスメートになり、仲の良かった人達とは違うクラスになって、、、というところで思春期も重なり、人付き合いを過度に気にする性格になってしまっていたと今は分析しています。(^^;)
そんな周りを気にする性格は、高校生、大学生になっても続いていて、友人と遊ぶ時も、楽しい気持ちと、変に疲れてしまうこともありました。
社会人になったばかりの時も引き続き、かなり周りを気にしていた気がします。周りからどんな風に見られているか、あとは仕事場ということで、「仕事が出来ない人に思われたくない。」という新たな気にし方も増えていました。(笑)結局、根本的に仕事内容が私自身に全く合わなくて、1年ほどで辞めてしまったのですが、社会人になっても周りを過度に気にしていて、余計な疲労をためていたと思います。
私にとってこの新卒の仕事を辞めたことが転換期で、辞めて3ヶ月ほどして税理士の勉強を始めたのですが、周りは働いている中、23歳無職で「勉強頑張ってます!!」と言ったところで、なんだか虚しくなるだけだったので、とにかく、目の前の勉強と、自分がこれからどんな仕事をするのか、という事に意識が自然と向いて、周りがどうこう、という事がその頃からほとんど気にならなくなってきた気がします。
以前、YouTube 何事も 『人それぞれ』 と思った方が良い理由 “3つ” という内容でもお話ししたのですが、「人は人、自分は自分。」なので、比べる対象ではなく、自分自身に注目した方が楽しく過ごせるし、今まで感じていた “生きづらさ” を感じにくくなるということに気づきました。
一生懸命になれることが見つけられた
もう一つの理由は、これもきっかけは税理士の勉強をし始めたところ、もともと数字が好きだった私にとって、面白さ+ものすごい困難さを感じました。計算自体は好きなのだけれども、どんなに沢山勉強をしても、専門学校の定期テストで合格ラインにいくことは難しく、何度覚えても忘れてしまう、ということを何十回以上も繰り返して、ようやく1つ科目の合格を出来た時は、本当に嬉しかったです。
当初、試験勉強を始めた時は、専門学校の案内の内容を真に受けて、「3年くらいで税理士になれるのかぁ(^^)」と呑気に考えていたのですが、最初の一年仕事もせずに専念をして2科目受験した結果、1つも合格せず、2年目以降、ほぼ定時で終われる職場環境だったこともあり、1科目ずつ合格できて、残り2科目は転職もあり勉強時間が取れず、しばらくしてから社会人用の大学院に通ったということで、資格を取るまでトータルで約9年かかりました。
約9年というと長く感じますが、仕事内容も自分としては好きになれる、一生懸命になれることで、そういった時間をかけられたお陰で、10代の思春期あたりからずっと感じていた “生きづらさ” は、気づけばどこかにいってしまいました。
10代~20代の学生時代に、勉強に限らずとも、何か自分自身「一生懸命になれること」を見つけられたら、また違ったのかなぁ、、、とも思いますが、とうに過ぎてしまった過去の事なので、「生きやすくなった」今を、楽しみながら過ごしていきたいと思います。
本日のブログ写真
本日のブログ写真は、先日行った軽井沢のアウトレットで見た景色です。雲が不思議な形になっていて、赤い羽根募金の白バージョンのような、空に羽が浮き上がっているようなあまり見たこと無い光景で、思わず写真を撮りました。
冬の空は空気が澄んでいるせいか、空が一段と綺麗に見える時が多い気がします。また、冬の夜の星空は、プラネタリウムのように星がはっきり見えて綺麗だなと思います。