自宅兼事務所(リモートワーク)が合う人、合わない人

仕事の合間に緑を見ると癒やされます。

 自宅兼事務所で税理士事務所を開業してから、ちょうど今日で3ヶ月が経ちました。自宅で仕事をしているという意味ではリモートワークと同じかなと思っていますが、私としてはよっぽど何かが無い限り、今後も自宅兼事務所を続けていきたいと思ったので、自宅兼事務所が合う人・合わない人はどんな人か例を挙げてみようと思います。

《自宅兼事務所(リモートワーク)が合う人》

1.周囲の話し声が気になる人
 今になって気づいたことではあるのですが、会社に出社して業務を行うとなると、会社宛てにかかってくる電話に出たり来客対応をしたり(対応する担当の人がいない場合に限りという状況ではありましたが。)、周囲の人が自分に関わるような内容の話しをしている時は会話を聞いておいた方が良かったりと、集中してこの時間にこの仕事をしようと思っても、思い通りに進められないことがありました。
 特に、現在の私の状況は、一人で開業して、かつ、お客様からの連絡も基本的にメールかLINEでやり取りをしているので、決まった時間にこれをやろうという予定はあまり崩れることもなく、まとまった時間に集中して会計のチェックが自然と出来るようになったと感じています。

2.固定費を抑えたい人
 これはかなり大きいと思います。事務所を借りるとすると、長野市の場合でレンタルオフィスであっても月50,000円くらいはかかりそうでした。開業したばかりで十分な売上がない状態ですと、小さくない金額を毎月支払うということは避けておきたいところです。
 宣伝もかねて立地の良いところで事務所を借り、契約をどんどん取っていくという運営の仕方もあると思いますが、私の場合は、当事務所を良いと思ってご依頼頂いたお客様に、満足のいくサポートを長期的に(大げさかもしれませんが、生涯にわたり)私の手の届く範囲内でし続けたいという気持ちがあるため、無理に契約を沢山とっていくというやり方は自分には合わないと思っています。

3.身体を動かしたり、こまめに休憩を取りたい人
 自宅兼事務所で開業してから、以前のブログの記事にも書いた通り、朝と夕方に太陽の光が沢山入る南側のリビングで、ヨガマットを敷いて宅トレをしています。朝はほぼ必ずで(といっても3分程度のストレッチですが。)、夕方は、最近は時間がある時にやる程度ではありますが、以前と比較して身体の調子が良く、頭がスッキリした状態で日々仕事も出来ている気がしています。
 会社に出社している場合ですと、休憩時間が設けられていても自分のタイミング(1つの仕事が一段落した時や、疲れてひと休みしたい時)で休憩を取ることが難しいことも、職場の雰囲気によってはあるかと思います。また、事務所を借りた場合であっても、一人事務所であれば自分のタイミングで休憩は取れますが、自宅兼事務所の場合であれば、気分転換ついでに家事をしたり宅トレをしたりと、休憩の選択肢が多いです。(どうせやらなければいけない家事については特に、仕事を終えて帰宅してから家事をするより、休憩ついでに終わらせる方が効率的に感じています。)

4.移動時間を省略したい人
 自宅からすぐ近くの事務所ということであればそれほど差は無いですが、自宅兼事務所であれば自宅から事務所への通勤時間が0分なので、朝はすぐに仕事を開始できますし、少々遅くまで仕事をしても(と言っても、夜な夜な仕事をすることはしていませんが。)、すぐに夕食の準備をする等、すぐにプライベートの時間にすることが出来ます

《自宅兼事務所(リモートワーク)が合わない人》

1.周囲の人と会話しながら仕事を進めることが好きな人
 日常的に、周囲の人と話しをしながら仕事を進めていくことが好きな人もいると思います。そういった人の場合は、事務所を借りて人を雇って事務所運営をした方が快適に仕事が出来ると思いますので、自宅兼事務所で一人で仕事をするというスタイルは合わないかと思います。

2.広告をかねて良い立地で仕事をしたい人
 仕事の量をある程度沢山取っていきたいという方は、広告をかねて人通りの多いor対象となる会社や個人が多い立地に事務所を借りて、広告をかねて看板を設置しておくという方法があると思います。勤務時代に担当させて頂いたお客様でも、「この業種の場合は○○区だと仕事が取りやすいから○○区で設立した。」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。ですので話しは少し逸れますが、事務所を借りたいタイプの方は、その地域がどういった場所か(業種的に仕事をうけやすい地域なのか、周辺にはどういった会社があるのか、同業の数など。)を事前にリサーチして開業or設立するのが良いかと思います。

3.自宅では集中して仕事をする環境が整ってない人
 自宅の状況によって(小さい子がいる等)、自分一人で集中して仕事をする環境を確保することが難しい場合は、やはり事務所を借りた方が良いかと思います。多少、騒がしい状況であっても、自宅で仕事をすることに家族が協力的であれば良いですが、快適に仕事を行える環境でなければ、レンタルオフィスでも良いので集中して仕事をする場所を確保した方が良いかと思います。ただ、常に騒がしい状況ということでなければ、ZOON等の打ち合わせの時間帯だけ、レンタルオフィスを利用する方法もアリだと思います

 私の場合、自宅兼事務所が当初想像していた以上にかなり快適に感じているため、上記の例でも、自宅兼事務所(リモートワーク)が合う人の例の数の方が多く、そして説明も長くなってしまいました。(^_^;)ただ、これは完全にその人自身の働き方の好みによると思うので、ご自身が将来的にどういった働き方にしたいかを考えてみると、より快適に仕事をすることが出来るのではと思っています。

緑がある快適な仕事場

 私の自宅兼事務所の仕事場には、パキラが2本あります。夫のお義父さんが育てていたもので引っ越してきた際に頂戴したものと、開業の際に同業の先輩にお祝いに贈って頂いたものです。パキラは縁起の良い植物ということで、青々とした葉っぱから、日々、元気をもらえている気がします。

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