経理入力の手間を減らす方法【その2】

野尻湖の中にある弁天島での景色

前回のブログに引き続き、経理入力を減らす方法の2つ目をお伝えします。

今回は「エクセル(csv)インポートからの登録」です。

エクセル(csv)インポートからの登録とは?

会計ソフト上にて1つ1つ仕訳を入力するのではなく、

エクセル(csv)のフォーマットへ仕訳に記載するデータを入力しておいて、

そのデータを会計ソフト上でインポートすると、仕訳として登録される仕組みがあります。

こちらの方法を使うのは、

  • ネットバンキングやクレカのデータ連動ができない場合
  • データ連動からの入力だと、データ数が多くて登録がかえって面倒な場合
  • 売掛金や買掛金、未払金など、入金や支払は翌月以降の仕訳を複数登録したい場合

あたりが良いと思います。

ただ、売掛金の計上については、会計ソフト上で請求書を発行している場合は、

会計ソフト上で請求金額の仕訳を連動して計上する方法がオススメです。

(以前YouTubeにて、freee会計での請求書からの仕訳連動を説明した動画がありますので、

よければご参考下さい↓↓)

税理士たかてらチャンネル:【freee会計の操作方法】請求書作成から入金時の仕訳登録までの一連の操作方法をお伝えします。

注意点は?

■インポートデータの様式の選択

freee会計では、インポートデータの様式は3つ選択肢があります。

  • 振替伝票データ
  • 収入取引データ
  • 支出取引データ

「売掛金の計上だけ」とか、「未払金計上だけ」とか、

ある程度、入出金の形が決まったものの仕訳であれば、

「収入取引データ」か「支出取引データ」で作成するのがオススメです。

ただ、とくに決まった形ではない場合や、簿記の知識や経理経験のある方であれば、

「振替伝票データ」の方がやりやすいという印象です。

■不要な列削除しておく

下記をそれぞれをクリック頂くと、サンプルのフォーマットがダウンロード方法が記載されているのですが、

freee会計:Excel・販売管理ソフトからデータを取り込む(エクセルインポート)

マネーフォド:仕訳帳のインポート

読み込む可能性がある列がまんべんなく記載されたサンプルなので、

ご自身で使われる項目の列だけ残して、それ以外は削除して使って頂く方が分かりやすいです。

品目や部門などの列は、必要に応じて残して頂ければ良いので(個人的に「セグメント」は、ほぼ使っていません。)

ご自身の経理上、仕訳に登録する必要が無い列は削除頂いた方が、確認がしやすいです。

(すべての列をサンプルのまま使うと、列が長過ぎて見にくいです。。)

一般的に最低限仕訳に必要な項目は、下記に記載したものですので、

参考にしてみてください。

  • 日付
  • 科目(振替伝票の場合は借方と貸方両方、収入・支出取引データでは必要に応じて決済口座も)
  • 取引先名
  • 金額
  • 税区分(消費税申告が必要な事業者のみ)
  • 摘要

本日のブログ写真

先月、野尻湖の遊覧船に乗ったときに弁天島という島に寄りました。

弁天島の中には神社もあって、湖の中で神聖な雰囲気がある場所でした。

先月のブログでも書きましたが、野尻湖周辺は街中よりもかなり気温が低く、

酷暑感が全くなく過ごしやすい場所です。

この記事を書いた人

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高寺 佑佳
長野市在住の30代女性税理士

専門用語をできるだけ使わず分かりやすい説明になるよう、心がけています。

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