大学生の授業の講師をしました。

松本にある信州大学の授業で講師をしました。

 本日の午後に、人生で初めて大学生の授業の講師をしました。13時30分から15時までの90分間の授業で、テーマは所得税に関する内容ということで「身近な確定申告:その収入、申告しなくて大丈夫?」という内容でお話ししました。

 聴講される大学生の方々は大学1年生で、学部は色々なところの人が聴ける授業ということで、100人超の方がいらっしゃいました。

 資料はPowerPointで作成して既に提出しており、話す内容も事前に確認はしていたのですが、当たり前ではありますがYouTubeとは違い、話す時間が90分とかなり長いので、話す内容の準備も、ポイントを押さえて準備しておく必要があったなと、授業で話し終えた後に感じました

 というのも、準備段階ではこういうことを話そうとメモもしていたのですが、実際に授業で話しをすると、メモをじっくり見るタイミングは無いので、例えば、

◎骨董品、絵画の譲渡について

◎生活に通常必要な資産の譲渡について

、、、というように、箇条書きでメモしておいた方が、伝えたい情報を漏れなく伝えられたんだろうなと反省しました。(メルカリ等で、いらなくなった洋服を売っても、「生活に通常必要な資産の譲渡」に該当するので、所得税はかからない、ということを伝えることを忘れていました。イメージしやすい内容かと思うので、話したい内容ではあったのですが。)《参考》国税庁HP:譲渡所得の対象となる資産と課税方法/所得税の課税されない譲渡所得

 他に、実際に初めて90分の授業をやってみて、時間配分が難しいなということを感じました。それこそYouTubeであれば話したいことを話し終わったら終わり、ということで編集も出来ますが、授業の場合は90分という決まった時間でちょうど良く話しを進めていかないといけないので、今回の私の場合ですと、時間配分のメモはしていたのですが、話す内容が少ないスライドも何個かあり、そのため、予定していたよりも10分ほど早く終わってしまいました。

 出席した生徒の方は、出席表代わりに授業の最後にレポートを書く時間も必要なようだったのですが、それにしても早めに終わりそうだったので、授業の内容とは関係が無いのですが、聴講されている方々は大学1年生ということで、何かプラスになることがあれば良いなと思いつつ、私の大学時代にやっておけば良かったこと、後悔したことを話してみました。(笑)

 時間配分については、スライド数で単純に振り分けるのではなく、沢山話す情報があるスライドの場合と、それほど時間をかけずに話せるスライドの場合と色々あるので、スライド数で時間配分をするより、大きく内容を区切って時間配分をしておけば良かったなと思っています

 今回の私の場合ですと、はじめに話した前提内容と、最後のまとめ以外では、大きく分けて3つの内容で構成していたので、はじめにで○○分、次の1つめの内容で△△分、、、というように、大まかな時間配分を決めておいた方が上手くいったのではと思いました。

 実際にやってみると、こうしておけば良かったなという反省がいくつも出てくるのですが、想像していたより皆さん聞いてくれているような雰囲気があり、ミニレポートもコピーしたものを参考にお渡し頂いたのですが、『授業を受けて自分で考える』ということをしてくれていた印象があったので、やってみて良かったなぁと思いました。

 また、心配していた、100人超の前で話すということで「緊張しないかどうか」については、意外と緊張せずに出来たかなと思っています。税理士会の先生でお一人見て頂いた方がいらっしゃったのですが、「全然緊張していなかったね!緊張しないタイプなの?」と言って頂いたので、見ている側からも緊張している様子が無かったということであれば、その点は良かったんじゃないかなと思っています。

 もともとの性格で言うと、新入社員研修の時に20名程度の前で話す時に緊張してしまった記憶があるので、緊張しやすいタイプではあると思うのですが、今回の授業では『この内容を伝えて、理解してもらわなければ!』という気持ちが強く、緊張するということに意識がいってなかった気がします。生徒の方々は目の前で聞いてくれているので、伝わっているか、聞いてくれているかが、何となく分かるような感覚があったので、とにかく伝わるように説明しなければ、、という気持ちでした。ですので、『意外とあまり緊張しない。』ということについては、自分の自信になりました。

 次にまた講師をやる時には、今回やってみて反省した内容は改善して、より伝わりやすい内容や話し方にしたいと思いました。準備もそれなりに時間がかかり大変でしたが、図を使ってみたり、伝わりやすいように工夫をしながら長時間話すということは、普段の業務とはまた違った楽しさがありました。

■サービスメニュー
・税務顧問
・申告書作成サポート
・スポット税務相談
・個別コンサル
・クラウド会計(freee)導入サポート
・セミナー実施、執筆/取材

■メディア
・ホームページ
・YouTube

大学生の授業の講師をしました。” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。