【月報】2025年10月の業務まとめ

2ヶ月に1回の研修講師をしているホクト文化ホール

皆さんこんにちは。

暑さを感じることがなくなり、朝晩はめっきり寒くなってきました。

私が住む長野では、ここ最近の寒さで、遠くの山が雪で白くなっています。

さて、今回のブログは、10月の業務振り返りです。

10月の主な業務

■税務顧問業務

税務顧問の契約をして頂いている方向けの業務は、いつも通りです。

少し前から、当事務所でメインで使っているfreee会計の仕様(見え方?)が変わりました。

  • マネーフォワード・・・借方と貸方の簿記の知識がある方向けのソフト
  • freee・・・簿記の知識が無くても、「こうなった時はこれをする」という仕組みが分かれば入力できるソフト

というイメージだったのですが、

今回のfreee会計の仕様の変更は、

「簿記の知識がある方向け」に寄せてきたという印象があります。

仕訳を登録した際に、今までのfreeeですと、

「仕訳を表示する」にチェックを入れないと仕訳が表示されなかったのですが、

今回の変更では、

「今までの取引の表示+仕訳の表示」となるので、

1つの取引でもけっこうな情報量が表示されている印象です。

個人的には、

「簿記の知識が無い人でも仕組みを理解できれば入力できる」というのがfreeeの良さだと思っていたので、

少し見にくい印象になってしまった、、というのが正直な感想です。

ただ、仕訳といえば「借方・貸方」という簿記の知識がある方や、

経理経験が長い方からすると、freee会計の仕組みは理解しにくい印象が強かったので、

そういった方からすると、今回の仕様変更は嬉しい変更ではと思います。

当事務所では会計ソフトの入力サポート(freee・マネーフォワードがメイン)を行っていますが、

単発でのご相談も承っていますので、お困りのことがありましたら単発のご相談:詳細ページをご覧ください。

■研修

10月は、2ヶ月に1回実施されている長野法人会様の決算説明会の講師のお仕事をしました。

「消費税・インボイス制度について」というテーマで、

来年の2026年9月30日で終了するインボイス制度の経過措置も含めて、お話ししました。

この経過措置について少しお話しすると、

  • 2割納付特例
  • インボイス登録をしていない支払先の控除割合の減少(80%→50%)

の2つが、来年9月に終了する経過措置です。

上記の経過措置が終了することで、

法人・個人事業主の方の状況によっては、消費税の納付額が増えるケースがあります。

ですので、この経過措置終了を見据えて、

  • 取引価格の交渉(or改定)を検討
  • 簡易課税の届出の検討

を準備された方が良い場合もございますので、ご自身の状況をご確認のうえ、

分からない点があれば、早めに税理士にご相談して頂くことをオススメします。

■その他

10月は、ビッグハットで行われていた産業フェアを初めて見学しました。

今年に入ってからお付き合いのあるお客様が出展されると聞き、

金曜日に足を運んだのですが、会場は多くの人で賑わっていました。

お客様が実際に販売している技術を、目の前で見て体験できるというのは貴重な機会でした。

これまで人の手で時間をかけてやっていたことを、

技術の力で、時間と手間をかけずに、しかも「ほぼ同じ成果」が出せるというのは、

本当に凄いと思いました。

今までの「いつも通りのやり方」が、人手不足などで疲弊してしまうのならば、

知恵を出して “改善できる何かを創る” ことで、未来が明るくなることを実感しました。

この記事を書いた人

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高寺 佑佳
長野市在住の30代女性税理士

専門用語をできるだけ使わず分かりやすい説明になるよう、心がけています。

freee・マネーフォワードといったクラウド会計を活用し、タイムリーな数字を見られるようサポート致します。

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