「我慢」や「辛抱」をしない生き方
「我慢」や「辛抱」は良い事、という価値観があり、私自身も、「我慢」は必要であり良い事という認識が小さい頃からありましたが、ここ1,2年で特に、その価値観が変わりつつあります。その変わりつつある価値観について、はっきりと言語化された本を最近読みましたので紹介します。
毎日を楽しめる人の考え方
今回紹介する本の著者は、精神科医の樺沢紫苑という方で、精神科医でありながら様々な活動をしていて、YouTube樺チャンネルにて毎日発信もされている方です。
精神科というと構えてしまいがちですが、普段、誰もが感じるであろう「モヤモヤ」について、わかりやすくシンプルな解決法を、本やYouTubeで解説されています。
その樺沢紫苑先生の著書に、『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』という本があり、先日読んでみたところ、遊びのメリットはこんなにもあるのか、、と目からウロコの内容でした。人生を巻き戻せるなら、真面目に我慢して生きることが良いという認識がついてしまった中学生の頃の自分に読ませてあげたいです。
「遊び」にネガティブな印象を持ってしまいがちな真面目な方には是非、おすすめしたい本です。
「遊び」「楽しむ」の効果
この本の第2章にて「遊び」「楽しむ」の5つのすごい効果というタイトルで図やイラストも使いながらわかりやすく解説がされていますが、その中で特に印象的だったのが、「楽しむ」ことで、モチベーションや記憶力がアップする、ということです。
詳しい仕組みは、こちらの本を読んで頂くのが良いのですが、小さな事でも「楽しむ」ことで、脳に良い影響があるということで、遊びはもちろんのこと、仕事も「楽しめる」人が上手くいく、いわゆる『成功』する脳のメカニズムがあるということでした。
そう考えると、「楽しい」がモチベーション・記憶力アップということで、逆に、「楽しくない」=「我慢・辛抱する」は、モチベーションも上がらないし、記憶力も落ちてしまう可能性すらある、という意味に思えました。
そして、「仕事で楽しむ」はなかなか自分でコントロールしにくい範囲が多いので、「遊びで楽しむ」は取り入れやすく、脳が活性化する遊びの極意も紹介されていました。
「仕事を楽しむ」という生き方
私の今の状況ですと、自分で何もかも決めて自分で責任を取る、という働き方なので、やり方次第で仕事を楽しみやすい環境です。「楽しむ」=「モチベーション・記憶力アップ」という脳の仕組みがあるのであれば、それを素直に取り入れた方が良いと心底思いました。
真面目に我慢して勉強するのが良いと思っていた学生時代ですが、確かに、大好きな数学の勉強は、半日以上自習室にこもって勉強しても「楽しい」という気持ちがあって、そのまた翌日も数学の勉強ばかりしてしまう、という日々がありました。税理士の試験勉強も、数学に近い内容が半分程度はあって「楽しい」と思える瞬間があったことや、働きながら大学院に通っていた時も興味がある分野の授業だったので、何となく「楽しい」という気持ちがあったから乗り切れたとも思いました。
また、少し前にお客様から言って頂いた言葉で、「実際の数字を見て落ち込んでしまうこともあるけれども、高寺さんと話すことで前向きに考えられる。」とおっしゃって頂いたことがありました。私自身、お客様と打ち合わせをする上で、何か良い方向に向かって欲しいという気持ちがあり、それが伝わっていたのではと嬉しく思いましたが、もし今後、自分自身が日々の仕事を「楽しめていない」状況が続いてしまったとすると、結果、モチベーションが下がってしまい、ネガティブな状態がお客様にもきっと伝わってしまうでしょう。
仕事に追われて「楽しむ」余裕が無い時を思い出すと、休日出勤をしてもなかなか仕事が捗らず、「なんでこんなに頑張っているんだろう。。。」と憂鬱な気持ちになってしまったこともありましたし、翌日出勤した時に見直してみると、「何でこんな間違いをしたんだろう?」というような処理をしていたこともありました。
このように、この本を読んだうえで自分の過去を振り返ると、やはり、「楽しむ」ことが「モチベーション」を保つ一番のコツだったんだと気がつきました。
「遊びを楽しむ」も忘れてはいけない
あとは、仕事で「楽しむ」ことがしやすい環境ではありますが、この本を読んで「遊び」を楽しむことの重要性も教えられました。
自分自身を振り返ると、どうしても学生時代からの植え付けがあり、「遊び」は後回しで、「勉強」や「仕事」を優先して、結果として「趣味」が無い、状態になりやすい傾向でした。
ただ、樺沢先生いわく、「遊びの楽しい」も「モチベーション・記憶力アップ」に繋がるということと、遊びを楽しむことで、ストレス発散や疲労回復が出来、仕事で100%のパフォーマンスを発揮できることにも繋がる、ということでした。
楽しく遊ぶ→仕事のパフォーマンスアップという好循環が出来れば、単に仕事だけを頑張るよりも楽しい人生を送れるのではないでしょうか。また、仕事で上手くいかない事があっても、「楽しく遊ぶ」時間により、落ち込んでしまった気持ちから元の自分に戻しやすくなると思います。
大学卒業して初めての就職をした時、この「遊びを楽しむ」が全く出来ていなかった私は、かなり辛い状況に陥りました。なぜ、「遊びを楽しむ」が出来なかったかというと、もともと趣味がほとんど無かったこともありますが、入社前の先輩の話しで、「入社してからは仕事に集中するために、仕事のことだけを常に考えるようにした。テレビも部屋に置かなかった。」という話しを聞いたことが拍車をかけました。「仕事の事を考える=良いこと。それ以外のことを考える(遊びとか)=悪いこと。」と素直に解釈し、さすがにテレビは置いていましたが、テレビを見る機会や娯楽の時間を意識的に減らしていました。
結局、仕事内容がかなり合わなかったので1年少しで辞めましたが、(YouTube:税理士業界での就活や転職時に、重視した方が良い”3つの事項”、社会人になってからの “感情の推移グラフ” を紹介します。でも話しています。)
その後、税理士試験の勉強を始めた以降もこの考え方が抜けず、ここ1年くらいでやっと、「遊び」を意識的に取り入れるようになりました。
「遊び」をしていない=真面目な「勉強」に時間を充てている、ということでも無く、スマホをだらだら見てしまったり、という樺沢先生いわく、「良くない遊び」に時間を使ってしまっていたので、やはり、モチベーションや記憶力アップになるような「楽しい良い遊び」を増やすのが良いということです。
「良い遊びの効果」はまだ私自身はあまり実感できていないですが、週末はドライブがてら行ったことの無いところに行ってみたり、もともと音楽が好きなので、興味のあるアーティストのライブに行く予定もあったりと、楽しみが以前よりも増えている今日この頃です。
本日のブログ写真
先週末に、長野駅近くのデパートで期間限定で催されていた北海道物産展に行きました。写真に載せているもの以外に、7種の海鮮丼も購入したのですが、ウニといくらも入っていたので、口の中で「ウニいくら丼」を満喫しました。
親戚が北海道に住んでいたので、小学生の頃に家族で北海道に行ったことがあり、ラベンダー畑や霧の摩周湖や、壮大な自然を感じられる富良野の光景は、20年以上経った今でも印象に残っています。その旅行でラーメンも食べた記憶はありますが、どんな味だったか記憶が曖昧なので、この「一幻」ラーメンを味わって食べようと思います。本日作る予定です。(^^)
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