開業して1ヶ月が経ちました。
早いもので、開業してから1ヶ月が経ちました。あっと言う間だったような気持ちもしますが、この1ヶ月で少しずつご依頼を頂いており、また、勤務時代にはあまりしていなかった、税務の個別相談会というお仕事もさせて頂きました。今日のブログでは、この1ヶ月のお仕事を通して感じたことを書こうと思います。
《個別相談会》
ご縁があり、不動産会社が主催の税務の個別相談会のお仕事を1日させて頂きました。10時から17時まで、50分×6枠の要予約の相談会で、5枠お申し込みがあり対応させて頂きました。不動産会社が主催ということで不動産オーナーの方がほとんどで、5枠の方のうち2組のお客様から、その場で別途、シュミレーション等のご依頼を頂きました。(1組の方はその後ご連絡がないので、依頼は無いかなと思いますが。)この個別相談会では前提情報がほぼ無い状態の相談会でしたので、ヒアリングをして一般論をお伝えするという流れでした。別途ご依頼頂いた方は、具体的に自分たちの場合はどうなるかを知りたいということで、現状は色んな情報はご存じであるものの、どうすれば良いのか困られている様子でした。確かに、税金の情報はネットで調べれば色々出てきますが、具体的に自分達の場合に当てはめるとどうなるのかは、ネットで調べるだけではなかなか答えに辿り着くことは難しいんだなぁということに、逆に気づかされました。シュミレーション業務はこれから順次始めるところですが、今後の方針を決める良い材料になるよう進められればと思います。
また、何年も前に知っていた方との繋がりで今回のお仕事を頂き、良い意味で気楽に、楽しんでお仕事が出来ました。開業税理士の先輩から、「一期一会を大切に」という言葉をかけられましたが、これからも人のご縁は大切にしていきたいと思います。
《申告、税務顧問》
こちらもご縁があり、さっそく今月末期限の申告書作成及び電子申告をしました。お客様は同じ長野県内ですが少し遠いため、ZOOMにてご挨拶と状況の共有をして頂き、業務を承りました。ZOOMでは私のネット環境の準備が不十分で、最初の10分程度スムーズに対応できないというトラブルがありましたが(その後、別のネット回線を契約しました)、お客様も、繋いで頂いた方もとても良い方で、申告作業を全て終わった旨のご連絡をした際には、メールにて感謝の言葉をかけて頂いたことが大変嬉しかったです。
税務顧問契約では、こちらも今までの繋がりでご依頼頂いたお客様がいらっしゃり(周りの方からのご理解もあり)、毎月の税務顧問を契約して頂くことになりました。このお客様は、法人化して2年目くらいから知っている方で、事業の成長を心から応援していましたので、ご依頼を頂けて大変嬉しく思いました。
ほか、クラウド会計からの問い合わせで、税務顧問契約のご依頼が突然あり、ZOOMにて事前面談をしたところ、その方はクラウド会計で自計化もきちんとしていて、正しく税務処理をしたいという気持ちからの依頼ということでした。依頼の理由は、ここ数年で出てきた事業を新たに始めたという話を契約していた税理士事務所にしたところ、こちらでは対応できない(責任が持てない)と言われてしまったらしく、「私の方も詳しいわけではないので調べながらになりますが」とお伝えしたところ、それでも良いので力を貸して欲しいと言って頂き、依頼をお受けすることにしました。お客様自身でも税務の取り扱いを調べていらっしゃって、事業の流れや取引内容も整理されているくらいしっかりされている方でしたので、私の方はお客様が合っているか不安なポイントをきちんと調べたり、クラウド会計での証憑とのチェックも含めて対応していかれればと思っています。「脱税になってしまうから対応できない」なら真っ当な話しですが、解約となった前の事務所が言っていたという、「新しい税務の取り扱いだから対応できない」は、私は絶対無しにしようと思いました。(もちろん、お客様がきちんとしてる方が前提ですが。)
最後に、当たり前ではありますが、勤務時代は会社に依頼したお客様の業務を行っていましたが、開業してからは、私に依頼してくれるお客様に対して仕事をすることになりました。大げさな言い方かもしれませんが、私を信用して依頼してくれた方に誠心誠意きちんと対応し、困っていることや悩んでいることを解決できるよう手助けをする、それが私の業務だと改めて感じました。
ほかに、開業してから感じることが、無料で税務相談をして来ようとする人々には、毅然と対応した方が良いということです。なんのために他のお客様から税務顧問料やスポット料金を頂いているのかという話しになりますし、どうしてもモヤモヤが残ってしまうので、そういう人々への対応は徹底しておこうと思いました。(お互いのために早めにお断りするのが吉ということも、この1ヶ月で学びました)