仕事以外の時間も大切にしようと思う理由

湯の丸高原のリフトからの景色(レンゲツツジが咲いています。)

 20代から50代くらいまでの方の多くは、仕事に大半の時間を使っているので、どうしても「仕事中心」の生活や考え方になりがちの方も多いかと思います。私自身、特に20代は、『仕事が上手くいくかどうかが、人生の大半を占める。』という考え方だったのが、30代あたりになって肩の力が少し抜けてきたのか、その頃よりも生きやすく、日々を楽しめるようになってきた気がしています。

 ですので今回は、私が20代の時に「仕事のことばかり考えてしまった」きっかけと、「仕事以外の時間も大切にしようと思った理由」をお話ししようと思います。

仕事のことばかり考えてしまっていた理由

 私が仕事のことばかり考えてしまっていたきっかけは、振り返ってみると2つありました。

 1つは、大学を卒業してすぐの就職の時のことです。初めての就職でかなり肩に力が入っていた私は、入社前に聞いた先輩の話をそのまま受け入れ、仕事が出来るようになるためには、とにかく仕事以外の時間でも常に仕事のことを考えた方が良い、という極端な考え方になっていました。

 以前のYouTube:社会人になってからの “感情の推移グラフ” を紹介します。でもお話ししたことがありますが、仕事内容が明らかに自分に合わないにも関わらず、自分で言うのもなんですが根の真面目さから、仕事以外の時間も嫌々ながら仕事のことばかり考えてしまい、余計に心身が疲労してしまっていました。

 「遊ぶこと」「休むこと」も大事な時間だと今では思うのですが、「遊ぶこと」「休むこと」=「悪」というイメージを持ってしまっていたことが、良くない原因の一つでした。

 もう1つは、税理士試験の勉強を始めてからのことです。これは、仕事のことばかり、ではなく、「勉強」に対してですが、勉強を頑張ろうと思えば思うほど、少しでも隙間時間があれば、「勉強」のことを考えなければ、という思考パターンになっていました。

 それくらい「勉強」のことばかり考えて、隙間時間も理論暗記をする習慣にしていたから、結果的に、なんとか合格できたということではありますが(ただ、最後の2科目は大学院に通いました。)、

 やはりこの時も、「仕事をする」「勉強をする」は良いことで、「遊ぶこと」「休むこと」=「悪」というイメージを持ってしまっていました。

仕事以外の時間も大切にしようと思った理由

*人生は仕事だけではない

 今の私にとって「仕事」とは、生きていくための収入を得る手段であり、また、仕事をして社会と関わることで、日常を豊かにしてくれます。また、仕事と言えども、感謝されると嬉しいですし、充実した気持ちにもなれます。

 そうはいっても、「仕事」だけに意識を集中していると、「仕事」の良さを感じられなくなってしまいます。何か一つのことばかり考えていると、視野が狭くなってしまって、自分に余裕が無くなってしまうということもあるかと思います。

 仕事以外にも、私の場合ですと例えば、どこかにドライブに行くとか、日帰り温泉に行ってみるとか、気になっていたドラマやアニメを見るとかですが、、

 人によってそれぞれ、楽しくて充実した気持ちになれることが、世の中にはいくつもあります。

 そういった楽しいことを、「退職してゆっくり出来るようになってから、、、」と、何十年も先延ばしにしておくのは、とてももったいないことだと思います。

 退職したら、と思っていたら、自分の体調だったり、環境だったりで、楽しみにしていた事が出来なくなってしまうことも十分あり得ます。

 ちなみに本日の写真は、ドライブがてら行った、長野県東御市の湯の丸高原という、冬はスキー場になっているところで、レンゲツツジが満開に咲いていました。

 リフトに乗って少し歩くと、レンゲツツジが広がっています。オレンジがかった色のものがあったり、見応えがありました。

*自分も周りも「老い」ていくから

 これは特に家族に対してです。小さい頃は両親も祖父母も姉も、家族はみんないて当たり前と思っていましたが、家族も自分も年齢を重ねて、誰かの手を借りないとという状況になったり、いて当たり前ではなくなってきました。

 私の祖父は8年前に他界したのですが、当時、私は実家に戻っていたので、最期に近い日に会いに行くことが出来、私だということを分かってくれたか分かりませんが、施設の部屋を出る時、祖父の目は私のことを見てくれていたことを覚えています。

 大学生~20代前半あたりまでは、正直、あまり実家に帰ろうとしておらず、祖父が元気なうちに、もっと会いに行けていたらな、と思うこともあります。

 ここ最近で言うと、コロナが流行ってからの2,3年は、実家に帰って家族に会いたくてもなかなか会えない時期もあったので、『元気で会えることが当たり前ではないこと』は身にしみて感じたことです。

 自分を犠牲にして無理にということではなく、「家族には会える時に会う。」「親孝行はできる時にする。」ということは大切にしたいと思います。

*仕事をする上での助けになるから

 今から1年前くらいに、開業1年目で思うようにいかず焦ってしまっていた時、やれる事はやって、あとはプライベートに時間を使っていました。そうしていたところ不思議なことに、仕事の方も少しずつ良い方向に向かっていた、ということがありました。

 また、数年前に仕事で失敗をしてしまった時や嫌なことがあった時に、プライベートでの人との繋がりで助けられたことがありました。

 仕事上のことなので、状況が分かっている職場の方々に相談した方が良いこともあれば、職場の人には本心をなかなか言いにくい場合も中にはあります。

 そういったなかなか相談しにくいことは、仕事以外の、職場の状況を知らない人に相談した方が、第三者のフラットな意見を聞けることがあります。

 どうしても職場というのは、それぞれの「色」があり、偏った考え方になってしまいがちなので、仕事以外の繋がりが、仕事にプラスになる、頑張れる、きっかけになるということがあると、私は思っています。

最近の楽しかったこと

 見ていた方も多いかと思いますが、日曜夜9時からのドラマ「ラストマン」がとても面白かったです。福山雅治さんと大泉洋さんという間違いないお二人が主演で、深刻な事件の話しの中にも、コメディちっくなおふざけのシーンもあったり、毎週の楽しみになっていました。

 こういう事件のドラマは、誰が黒幕なのか、事件の真相は何か、とか、推理するのが面白いですよね。回を重ねるごとに少しずつ明らかになっていって、最後、全ての辻褄が合った時は、謎が解けたかのような爽快感があります。(自分が謎を解いた訳ではないですが。(^^;))

 鬼滅の刃もいったん終わってしまったので、今は「推しの子」を観ています。20代の頃まではアニメをほとんど見なかったのですが、ここ何年かで、アニメを見る機会が増えてきました。

 「推しの子」は、流行っているのと、好きなYouTuberがオススメしていたので見たのですが、1話目の最後のシーンでは涙してしまいました。(^^;)
 1話目からがっつり涙するのは、少し前に見たドラマの「silent」以来でした。このドラマもかなり人気なドラマでしたが、流行っているドラマやアニメは、何だか心をつかまれるものがあります。

 主観ですが、昔よりも、シンプルに作品として面白いものが人気になっている気がします。

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